国立新美術館で開催中のマグリット展に行って来ました。シュルレアリスムを知ったのは高校生の頃。(10年も経つのか。)英語の教科書にマグリットの『昼と夜』が載っていました。それからダリの画集を買って暇があればじーっと絵を読んでいました。
描かれた物が一般的に何を象徴しているのか。作者自身が意図して込めた意味合い、作者の生い立ちから想像出来る無意識に込めてしまっている意味合い。そして、それが画面のどこに置かれ(ポジション)、周りに置かれた他の物との関係でどんな新しい意味が発生するのか。画面の中で視線を動かす度に絵の意味が絶えず変化していって、全体のニュアンスを感じるしかない感じ。
こういった、「物を観る視線」をシュルレアリスムから学びました。17歳、モラトリアム絶頂期であった僕の気分にとてもしっくりときました。これから対峙する社会で、今いる学校で、自分のポジションがどんな意味を発生させているのか。そんな事を正確に頭で理解できるんじゃないか、という希望を見ていました。この視線は大学でさらに強化されますが、モラトリアムは今でも続いています。
